次世代ファッションデザイナー

Fashion Designer

MIYAO ミヤオ

個性を貫く圧倒的なクリエイティビティ、洗練されたカッティングの妙に心奪われる

潔くシンプルであること。その背景にあるのは、服とは着る人との共同作業によって初めて完成するというデザイナー宮尾史郎の持論。本質を問いかけるシンプリシティには、研ぎ澄まされた美しさがある。だからこそ宮尾は、コレクションテーマを設定しない。

golem/emeth ゴレム/エメス

モダンに甦るビンテージの味わい、重厚かつ耽美な世界観

ヨーロッパのビンテージレースやシルクなどの天然素材を使用し、ハンドメイドで一点一点丁寧に作り上げるウエディングドレスのライン「emeth」。ヘブライ語で“真理”“命を吹き込む”といった意味をもち、時代を超えて人々の幸せの記憶が込められたアンティーク素材を使うことで、命を宿した世界にひとつのドレスを制作することをコンセプトにしている。

CHUNGKAWAI チャンカワイ

ソリッドなデザインにあふれる、隙のないラグジュアリーなダンディズム

着る人の生き様を感じさせるような、無骨でいて色気を漂わせるシャープなシルエット。立体感のあるフォルムからは、ひと目で仕立てのよさが伝わってくる。デザイナーの河合將行は、メンズブランドのパタンナー出身。裏側の見えない部分に対するディテールへのこだわりは、構造を知り尽くしているからこそのひらめきで、服を愛する男たちの遊び心をくすぐる。

NAVY.WO ネイビー・ウォ

気品ある清らかな空気感に包まれる、ターゲットレスな大人のフェミニニティ

作り込み過ぎず、スタンダードなフォルムの中にエレガンスを感じさせる服は着る人を選ばない。あえて女性らしさを強調しないことで、逆にフェミニンさを醸し出し、かといってマニッシュになり過ぎないのはデザインに柔らかさがあるから。ブランド名にあるNAVY(紺色)とは品や無垢を象徴し、WOはウーマンやワールドの頭文字を表している。そこには、日本古来の色を使い、国内生産で作り出されたクオリティを世界に広げていこうというブランドイメージが込められている。

aphorism アフォリズム

感覚と偶然から生まれる優雅な造形、美しく複雑なパターンが織り成すユートピア

エレガントに流線を描くドレープ、立体的な造形表現。デザイナーの大槻剛が作り出すシャツは、女性の肉体と服の個性を共存させた機能と美意識に対するエスプリをもつ。リアルクローズのシャツに特化する大槻は、バランスやシルエット、ディテールへのこだわりを凝縮させ、独自の世界観を追求する。2005年にブランドを立ち上げ、翌年にパリの展示会で作品を初披露。世界15ヵ国で販売展開し、日本発のレディースシャツブランドとして国内外で高い評価を受けている。

aaAaa アーアーエー

日本の伝統的な日常着「野良着」がキーワード、ほっこりと力強いワークテイストの服

好きな服を着ることは、自分の居場所を見つける手段だというデザイナーのkaiki。自身の心が衣服で救われたことをきっかけにファッションデザイナーを志し、maiとともに「aaAaa」を立ち上げた。2013年のファーストコレクションで発表したワークテイストのアイテムの数々は、明治時代からの日常着であり、日本の服飾文化の根底にある野良着がコンセプト。ゆったりとしたシルエットで、どこか野暮ったさを残しながらも、温かみや安心感が伝わるのは、日本人の魂に響く何かがあるから。野良着の着想についてkaikiは「若い人が憧れるような、おばあちゃんに似合う服を作りたいとかねてから思っていました。

Adonisis アドニシス

現在をしなやかに生きる、フェミニニティが宿る媚びないエレガンス

新しいものと古いもの、普遍と特殊、複雑と単純、永遠と瞬間…。対極にあり、相反する要素が混在する感覚をエレガントなスタイルでモードに具現化する。それが菊池和美の追求する美の哲学だ。 パリでデザインを学び、ニューヨークで舞台衣装やプレタポルテのデザインを経験してきた菊池。彼女の表現する服から漂ってくるのは、フェミニンでいて芯の強さがある現代女性を象徴する対比がもつ絶妙な美しさだ。

BRANCH’s kitchen ware/Teto ブランチズ キッチンウェア/テト

信じるのは流行ではなく、長く愛せるデザイン、新鮮な発想で日常に笑顔を届ける

「自分にしか作れない洋服を作って、誰かに喜んでもらいたい」。服をコミュニケーションツールのひとつと考えるデザイナーの丸山陽平は、“シンプル”をキーワードに2つのブランドを手掛けている。 在学中に「BRANCH’s kitchen ware」の活動を始めた丸山は、従来のエプロンデザインと一線を画したテーラードカラーのワンピース型エプロンを考案。実用着であるエプロンに新鮮で洗練された印象を与えた。

Calive カリブ

繊細な細身のテーラードに宿るストイックなほどの完璧主義

「洗練されたタフさをたたえ、気持ちいいほどストイック。テーラードをスタンダードとする「Calive」は、隙のない美しいラインを追い求めている。 デザイナーの竹谷公一は、オリエンタル、モード、ビューティフルの3つのコンセプトを軸に、細身のシルエットに強いこだわりをもつ。

di:amant ディアマン

洗練されたエフォートレスなシルエット、都会的なカジュアルスタイルを提案

肩の力を抜いた大人のカジュアルスタイルこそ、崩しのバランスがキーとなる。ラフ過ぎず、アクティブなエレガンスを漂わせる「di:amant」は、こなれた崩し技で、エフォートレスシックを提案する。セレクトショップの店長から、デザイナーに転身した別府有希子がテーマとするのは“THE男前美人”。